1月18日(木曜日) 曇り 腰が痛いので外に出る気にならず。そうは言っても一日家に閉じこもっている訳にもいかないので、夕方歩いて四十分ほどのところにあるディスカウント・ショップまでシャンプーを買いに行き。歩くと腰の調子が少しよくなるので、歩き。 牛●石鹸のシャンプー(詰め替え用)400ml、198円を購入。日本に帰ってからよく歩くようになり(← チェコにいた時は自転車ばかりだったから、それほど長距離は歩かなかったのです)、「あると便利だから買いたいなぁ」と思っていた万歩計が400円で売っているのを発見。これも購入。今まで見た万歩計は1,000~1,500円だったから、これは安いんでねぇの。もっとも様々な機能はついてないけど。 因みに、店から家までの帰路は4,000歩でした。ということは往復で約8,000歩は歩いたことになるのか。親父は毎日このぐらい歩いているのか。敬愛するSF作家兼評論家の森下一仁さんも確か毎日このぐらい歩いておられるはず。 夜、昨年の湯布院映画祭で上映され人気を呼んだ「脱皮ワイフ」 (2004年 日本 監督:本田隆一)をDVDで観賞。DVDを借りる際、先輩実行委員のYさんに、「これ、ほんとに面白いんでしょうね?」と訊くと、「何も期待せずに軽い気持ちで観たら面白いよ」との返事。「あ、そりゃあんま面白くないんやな」と眉ツバを。 この作品と同様、以前湯布院映画祭で上映されて高い評価を受けたピンク映画「OLの愛汁 ラブジュース」 (1999年 日本 監督:田尻裕司)もさほど面白いと思わなかったし。 売れないミュージシャン溝呂木はじめが結婚した女美樹は、同じ男と何度か寝るとセミのように全身脱皮してしまうという特異体質だった。皮がむける以外なんの変化もないという美樹の言葉をはじめは信じるが、美樹には明らかな変化が起こり始めていた……。 要は男と女が一緒に寝ることで、その後相手に対する言葉使い・態度が変わっていき、ひいてはそれが二人の関係そのものにも大きな影響を与えるという人生の真実を、女が脱皮するというメタファーを使って描いた、ただそれだけの作品。それに時代錯誤的な音楽に拘る主人公の心情を絡めているのだけど、コンセプトが弱い(=もう一つ何か「手」が必要だ)とぼくは思いました。 ピンク映画やVシネマといったある種日陰物的な扱いを受けるジャンルの中から、そこそこ面白い作品を発見すると、つい過大評価してしまうのはコアな映画ファンの陥る陥穽ですが、これもその一本。こういうのってきちんと、「そこそこやん」ち言おうぜ。 湯布院映画祭のシンポジウムでこの映画がどのような評価を受けたかはまだ未確認ですが、わしがその場におったらちゃんと批判しちょったのに。はじめを演じた小野和義、美樹役の miko、そしてはじめの弟分の益子智行と、役者陣はなかなかいいですけど。 知らない方が誤解しないよう書いておきますけど、ぼくが二日続けてエッチな映画を観たからといって、湯布院映画祭がその類のものばかりやる映画祭だと思われませんよう。基本的に日本映画オンリーですが、その条件の中でなら一般映画からポルノ、ピンクまで、様々なジャンルの映画を上映する映画祭です。念為。
by yaliusatII
| 2007-01-19 04:03
| 映画
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